LILOがLIで止まってしまった!

ラップトップと呼んだ方がいいような大型の富士通製ノートにその昔小容量のHDDを付けてDebianを入れていたのだが、内蔵のCD-ROMを外したら安定して動くようになったので

apt-get dist-upgrade

を敢行し、ついでにX-WindowもFirefox込みでインストール。おかげでディスクの使用率は99%以上。まあ真面目に使うつもりがないからこれはこれでいいんだけど、dist-upgrade時の注意をよく読まず再起動。かくして表題の症状で失敗するようになるというヘマをしでかすこととなった。
落ち着いてLILO, Linux Crash Rescue HOW-TOを見ると1フロッピー型のLinuxを使いchrootしてliloの設定を書き込みなおしなさい、とあったたが、そこで薦められていたtomsrtbtは1.8MBytesとどう考えても普通のフロッピーでは入らないサイズ。このディストリビューションのドキュメントによると「1.4MBytesのフロッピーに対応するFDDならこのサイズも書き出せるはず」という触れ込みでLinuxDOSでのインストーラーが付属していたのだが、あいにく他にFDDがあるマシンはWindows2000で動いているものだけだったので、このインストーラーは動かしようがなくあきらめざるを得なかった。
しかし往生際悪く探してみるとRamFloppyというまさにこのためにあるような1フロッピータイプLinuxディストリビューションが見つかる。
起動時に出るプロンプトでHDD上にあるrootファイルシステムをどうやってマウントすればいいのかの説明も出たので、これを参考にして立ち上げるとめでたくHDDに入っていたDebianの環境が動いた。落ち着いて再設定し、このフロッピーを抜いて再起動したところ無事に復活。このディストリビューションのありがたさをまじまじと思い知ることとなった。