インストールの助けにKnoppix

友人が中古PCを買ったのはいいがWindowsのインストールができないということで昨晩メールをもらった。
色々とややこしくなるだろうと予想したのでUSB接続のHDD,SDメモリカードリーダーとKnoppixFreeSBIEのディスク、そしてこれらのLiveCDが立ち上がらなかった際の保険としてノートPCを持って行く重装備となった。
まずはCDやフロッピーからの起動ができないということだったのでBIOSの設定を見てみるが、その設定画面に「起動時にF12キーを押せば任意の媒体から起動できます」と書いてあった。LiveCDを挿したまま電源を落として次回起動時にわやになるという失敗をよくしでかす自分にはありがたい機能だ。

J-COMDHCPは考えなしに使えた。

さてまずCD起動のテストとしてKnoppixを立ち上げたが、これは起動時にDHCPIPアドレスを取りに行っている。今日行った友人宅はJ-COMだと聞いていたのでかつて見た[linux-users:75356] CATV(J-COM)でのLinuxの利用にあるようなDHCPのクライアントの設定が必要なのではないかと心配していたのだが、いともあっさりとIPアドレスを取得してしまっていたので拍子抜け。考えてみるとこの投稿は6年前のものなので、以前とは状況が違っていても不思議ではないですね。

なんか全然使えないWindows

とりあえず一旦終わらせて手持ちのWindows2000をインストール。これ自体はつつがなく終わったが、J-COMの接続ウィザードディスクを動かそうとすると画面が真っ黒で全く何も見えないというひどい展開。よく見てみると画面が素のVGAのままの上にネットワークインターフェースが認識されていない。

もっぺんKnoppixで再起動

さっきKnoppixを立ち上げていたときにデバイスドライバを集めておけばよかったと後悔しつつも、すぐに入手に取り掛かる。しかしここでUSB接続のHDDにコピーしようとするが、OSを巻き込んで固まってしまう。これには泣かされた。バスパワーでの運用にはやはり無理があるようなんでそろそろACアダプタを見繕わないといけなさそうだ、と思いつつ再起動。ネットワークユーティリティをダウンロードしようとしたらMozillaが落ちたが、ドライバはダウンロードできていたのでSDメモリカードにコピー。今度は無事にコピーできたので一安心し、再起動。
先ほどのデバイスドライバを入れ、ウィザードディスクの画面も無事見られるようになったので設定する。ネット接続ができることを確認するとサービスパックとWindows Updateの導入という退屈な作業ののち、Firefox, Thunderbird, Avast!のインストール。ついででスキャナーのドライバーもインストールする。他にもフリーウェアは色々入れたかったのだが、「自分で試したい」とのことだったのでこれだけにしておき、彼の家を後にすることになった。
全くの余談になるが、きけば彼はPhotoshop Elementsの存在を知らなかったそうだということでヨドバシで見つけられないのかと思って探してみたところ、難なく見つけることができた。しかし売価がほぼ定価だったのでかなり落胆させられた。