訪朝批判に抗議の電話

首相批判の家族会にメール500件 批判に対し「見解」

 救う会によると、首相と面会した家族会メンバーが訪朝結果を批判した22日夜から、メールが500件、電話が100件、救う会にあった。4分の3は「首相に感謝の言葉がない」「拉致被害者の家族の帰国を喜ばないのか」などと批判する声という。
 「見解案」では「テレビでは報じられていないが、発言者は首相に敬意を示し5人の帰国への喜びを述べた」としたうえで「蓮池さん、地村さんのご家族が全員帰国でき、曽我さんについても第三国での再会ができる見通しになったことはうれしく、小泉首相をはじめとする関係者のご努力に敬意を表したい」と改めて評価した。
どっちかというとメディアリテラシの問題だとは思いますが、こういった感謝の意は当然家族会から首相にあったわけで、これをマスコミに伝えなかったおかげで無用の批判にさらされた家族会の拙速は非難されても致し方ない面もあります。
しかし、先日のイラク人質事件での「お上の存在を前提とした市民意識」という考え方をそのときは受け入れられなかったのですが、今回の件でようやく納得できました。さしづめ彼らの意識からすると
「偉大なる小泉首相は5人も拉致家族を解放したのだからつべこべ言うものではありません」
といった感じになるのでしょうか。