拡散性ミリオンイノセ

今日の夕方に「奈良で震度7」という緊急地震速報が各キャリアのケータイに配信され、自分の持つグローバルモデルも警戒音を発していた。
気象庁
8月8日16時56分頃の和歌山県北部を震源とする地震に関する緊急地震速報について
http://www.jma.go.jp/jma/press/1308/08b/0808_wakayama_eew.html
という告知を出すなどほどなく誤報だということも広まったが、どうにもこの誤報が許せない人たちが少なからずいるようで「信頼性が落ちる」だの「もし本当に起きたときに誤報だと思われたらどうするんだ」だのと、できれば隠しておきたい度量の狭さをアピールする人をそこここで見かけました。
今自分は東京に出張できているのですが、今年頭ごろの前回の出張時に猪瀬都知事が

天気予報は科学なのに責任に対する心理に支配され歪んでいる。成人の日に外れたので過剰に積雪量を2度も見積もった。多めに先読みすれば責任逃れができるとする姿勢がもし3度目にあったら責任を追及します。狼少年は許さない。気象庁の自己保身のためにどれだけの組織、人が迷惑を与えられたか。

猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) February 6, 2013

気象庁をなじるという何とも情けない話があったのを思い出しました。
逆に重大時に緊急地震速報が発信されない、ということで失う物事の大きさを考えると誤報であれきちんと発信されるということにまずは安心をするべきなのではないかと思います。